2014年1月25日土曜日
数字を追うな 統計を読め
統計というと、「正規分布とか検定とか、よくわからない概念が出てきて難しい」という印象をもたれがちですが、本書はそういった概念を解説する統計の専門書ではありません。数学の公式を扱うようなテクニカルな本ではなく、統計の歴史やその作成の背景などについて書いてあります。また、日ごろ目にする「数字」についても、単に表面的なとらえ方をするのではなく、その数字が有効となる前提などをしっかりと把握する重要性を述べています。
数学的なものを求めている人にとってはものたりないかもしれませんが、統計がどのようにして生まれたのか等その辺に興味を持たれている方にとっては面白い本ではないかと思います。
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