数学の教師(主に中学や高校)になるためには、まず数学の教員免許を取得する必要があります。一般的には4年制大学の数学系の学部に入学して、そこで免許を取得するための科目を履修したり、教育実習などにいったりします。難しいことは何もなく、まじめにコツコツと勉強しておけばいいです。ただ、講義をたくさん受けたり、教育実習等で1か月くらい時間を取られたりするので、ちゃんと目的意識をもってないと、途中でやめたくなるかもしれません。(また、通信でも免許が取得できる大学があるみたいです。)
数学の先生になるためにはどこの大学がいいということはありませんが、大学によっては結構力を入れているところもあるので、ホームページなどを確認されるとよいと思います。そういった大学には教員になりたいという学生も多いので、色々と情報交換もできるみたいです。
数学科でなくても、他学部受講の手続きみたいなものをすれば、数学の教員免許が取得できます。さらに、大学の制度によりますが、頑張れば英語や理科や社会の科目も取ることが可能で、複数科目の教員免許を取得できる大学もあります。(ただ、本採用されやすくなるかどうかはわかりません。)
免許を取得した後は、6~8月に実施される公立学校の教員採用試験を受験するか、私立が独自で募集しているので、そこに応募して受験するかになります。
もし何も情報源がなければ、以下のサイトが役に立つと思います。
「東京アカデミー」
「学校教職員公募」
また、以下の本が参考になると思います。
本採用になるまでは塾でアルバイトをしてスキルを磨くのもいいですし、大学・大学院在学中に非常勤で働くのもいいかもしれません。実は、東京都内の偏差値55前後の私立中高一貫の非常勤講師をやる話が入ってきて、教頭先生が「本採用になれば、うちは民間の金融機関の平均年収くらいにはなるから、給与面では心配いらない」とおっしゃってました。知り合いの方で23歳で英語の非常勤をやっている方がいるのですが、その人も大学新卒の初任給より+5~6万ほど多いと聞いています。公立高校も比較的いいみたいで、退職金もかなりの額がもらえます。一流や有名高校もなかなかいいと聞きます。しかし、仕事は激務の学校もあるので、なんともいえません。給料ではなくて、子どもが好きで、子どもと一緒に成長していきたいとか、本当に教えることが好きでないと続かないと思います。
塾や予備校の先生もそんなに悪い給料ではないみたいです。どっちがいいということはないのですが、比較的自由度が大きいのは塾や予備校だと感じました。学校に勤務するとなると、かなり拘束を受けますが、安定はしているので、そこらへんの選択は価値観によるのでしょう。ちなみに、塾や予備校の先生には資格は必要ありません。実力によっては稼ぐこともできますが、ほんの一握りでしょう。先ほども申しましたように、教えることが好きでないと、なかなかやっていけないのではないかと思います。
ちなみに、教育関係の本で面白いなと思ったのが以下の本です。25歳くらいで大学に入学し、教師になった方のお話です。
以上です。
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