2010年4月27日火曜日

数学を学んできた人向けの就職活動(他の業界)

数学を学んできた人たちの就職先は、アクチュアリーやクオンツ、教員の道だけではありません。銀行や証券、保険会社で就職した人たちもたくさんいます。自動車メーカーに就職した人たちもいますし、コンピューター関係の仕事をやっている人たちもいます。コンサルタントで働いている人たちもいます。会計士や税理士、司法書士になった人たちもいますし、国家公務員になって官僚の世界で働いている人たちもいます。もちろん、そんなに多いというわけではないですが、数学関係の研究をして、研究所で働いたり、大学の先生になった人たちもいます。

数学を学んできた人たちには多様な進路があると思います。ただ、研究の道を志すのでなければ、そんなに高度な数学は身につけなくてもいいです。ぶっちゃけ、大学の数学がほとんどできてなくても、一流企業に就職できている人たちもたくさんいます。自分はそんな光景を目の当たりにして、「大学でまじめに数学をやっているよりも、単位などは要領よく取得して、就職活動対策していた方がいい」と思ったくらいです。就職活動塾的なものや、就職サークルみたいなのもあるそうです。多少参考にはありますが、あまりそれに時間を取られていたり、お金を払ってまで就職活動対策するのはどうかと思いました。しかし、こんな時代ですから、きれいごとばかりいってはいけないので、自分も大学院1年の後期にはほとんど講義はでませんでした。これは自分だけではなく、ほどんどの大学に起きている現象で、企業側にとっても学生側にとっても大きな負担になっています。(もっといい採用方法があるのではないかと思うのですが、今のところいいアイデアはないようです。)

企業は大学の数学がどれくらいできるかなんて、ほとんどみていません。それよりも「うちの会社に貢献できるような人か」という点であったり、「一緒に働きたいと思うか」という点をみています。社会人としての基礎力といいましょうか。最低限の礼儀であったり、コミュニケーション能力であったり。ただし、採用担当者も賢者ばかりではないので、馬があわなければ、縁がないというケースもあります。採用枠もあって、運みたいなところもあるのと思うので、不採用でもあまり気にする必要はないと思います。資格試験や大学受験などと異なり、客観的に審査されているわけではありません。採用担当者は全力を尽くされていると思うのですが、同じ人間なので、主観が入ることもあります。

以上になります。

0 件のコメント:

コメントを投稿

リモートワークについて

また久しぶりにブログを書きます。最近はリモートワークで、通勤時間が減ったことにより、より時間が有効活用できるようになったので、また読んだ本のアウトプットをする機会をまた作っていこうと思います。 3月ごろからずっとリモートワークをやってきており、はじめは慣れない部分もあり、効率...