2012年2月18日土曜日
はじめての機械学習
今回紹介する本は機械学習に関する本です。機械学習とは、人口知能みたいなもので、その名の通り機械が学習するというイメージです。膨大なデータの中から規則性をみつけるデータマイニングや、遺伝的アルゴリズムなども機械学習の一部になるそうです。
この本は、機械学習をはじめて学ぶ人にとってもわかりやすい本ですが、本格的に勉強しようという人には物足りないかもしれません。C言語で実装されていますが、短いコードばかりなので、多少プログラムをかじったことのある人ならば、理解はできると思います。
ただ、機械学習は人工知能みたいなものといいましたが、この本はほんと入り口だけだと思います。例えば、第二章のパラメタ調整による時系列データの学習のロジックは本当に簡単なものです。実装しやすいといえば実装しやすいのですが、現実的に使えるのかというのは別問題だと感じました。実装する前のロジックは必ず成り立つものではなく、あくまで「仮説(こういうロジックになっているはずだと仮定)」なのだなあと。
ちなみに、学生の時から機械学習には興味はありましたが、何やらあやしい雰囲気(?)をかもしだしている道具もあったので、がっつりやろうとは思いませんでした。ただ、最近のはやりみたいですし、本当に使えるかどうかは勉強してみないとわからないので、時間があるときに本格的に勉強してみようと思います。
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